2003年 日本NCSL I 活動報告



 「計測標準フォーラム」 NMIJ−日本NCSL I 第1回合同講演会報告


1. はじめに

「計測標準フォーラム」が昨年11月23日に300名を超える参加者を得て東京都大田区産業プラズPiOにおいて開催されました。これは産業技術総合研究所 計量標準総合センター(NMIJ)と日本NCSLIがそれぞれ、毎年別々に開催していた成果普及講習会と技術フォーラムを同時開催にして、計量標準に係わる関係者、技術者、研究者の祭典にしようというNMIJ小野部門長の長年の思いと産業界のさらなる発展を願う早川日本NCSLI会長の意向が合致し、2002年に米国カリフォルニア州サンディエゴ市で開催されたNCSLIシンポジウム会場でのプランが2年がかりで実現したものです。

本文では、開催に至るまでの経緯と合同講演会について報告します。

写真1.PiO会場入口風景
2. 合同開催までの経緯
同時開催が決定してからの最初の仕事は会場の確保でした。都内で、安く、交通の便が良く、400名と200名が収容できる2ヶ所の講演会場に展示会場および懇親会場が確保できるところとなるとなかなか大変です。日本NCSLIがこの5年間使用している大田区産業プラザと決め、2002年11月1日に行なわれた会場利用の抽選会にNMIJの斉藤氏、日本NCSLIの設楽、尾出が参加しました。2003年の11月は計量標準100周年関連の行事が毎週のように予定されていたため、唯一空いていた11月21日にだけ狙いを定め抽選会に臨み、会場を確保することが出来ました。
開催までに日本NCSLIの定例幹事会を3回の他に数名規模でNMIJとの細部についての打合わせを3回行ないました。
写真2.受付(お手伝いの方々)
プログラム編成は別々に行なうことにし、基調講演者の選定は計測標準フォーラム事務局の日本計量振興協会 佐藤専務理事にお願いしました。
この間に NMIJ側担当者に5月から滝田氏が加わり、9月には斉藤氏から井原氏に交代する人事異動もありました。
合同講演会の開催案内パンフレットは日本NCSLIはこれまで通り、既に登録されている方へe-mailで送付しました。NMIJ側は滝田氏力作の案内パンフレットをJEMIMAの計測展で配布、計量標準関係者へのダイレクトメール等で集客準備に入りました。
写真3.挨拶(徳増知的基盤課長)
講演者の方々も忙しい中、予稿集の原稿執筆および Power Point によるプレゼンテーション資料の作成に事務局からの催促にもめげず予定期日までに間に合わせて頂きました。
講演会前の1週間で1番大変なのは事務局でした。会社の仕事と同時に参加者名簿の整理、登録振込みの確認、最終原稿の確認作業、予稿集の発注、当日登録者用の釣銭の確保、会場の支払い等など、やる仕事は山ほどありました。設楽会計とキーテクノ(株)の皆様の奮闘に感謝の一言です。この件については先日の反省会でも課題となり、負担を出きるだけ軽くしていく方向で幹事の了解を得ています。
写真4.基調講演(Dave Agy氏)
3. プログラム編成と講演会

プログラム編成に当っては経済産業省 知的基盤課および日本計量振興協会の協力を得て、第1回目の合同講演会ということから、午前の部は徳増 知的基盤課長、小野 計測標準研究部門長、早川 日本NCSLI会長に、開催に当っての挨拶をして頂きました。また、経済産業省の吉村氏と2004年NCSLI会長の Dave Agy 氏に基調講演をお願いしました。
NMIJ側のプログラムは斉藤氏が中心となり企画し、日本NCSLIは例年通り講演希望の事前情報を基に、今回は7件の講演枠数が決められたことから、主なテーマを認定、e-Trace、不確かさ、トレーサビリティとしました。
午後の部は、NMIJ講演会「生産基盤の高度化を支援する計量標準」というタイトルで7件の講演が1Fの大展示ホールで行なわれました。日本NCSLIフォーラムは4Fのコンベンションホールで7件の講演が行なわれました。各講演者には早川 日本NCSLI会長から記念品が送呈されました。2つの会場とも多くの聴講者を得て、盛会でした。
4. 展示会

これまで開催してきた日本NCSLIフォーラムでは、講演会と同時に小規模ながら計測機器およびカタログ展示も行なってきました。今回の合同講演会においても多くの企業の賛同を得て展示会を開催することができました。
会場は4Fのコンベンションホール(梅)で、日本NCSLIフォーラムの隣の部屋で開催しました。見学時間には多くの方がこられ、聴講疲れをコーヒーで癒して、歓談していました。
昼食時間を長めに設定、講演時間の合間の休憩時間を長くとる等、なるべく見学できる時間を多くとれるように配慮しました。出展企業によるドリンクサービスは会場内に飲み物コーナーが無いこともあり非常に好評でした。
5. 懇親会
計量標準の関係者が300名も一同に介する機会はそうありません。第1回目の「計測標準フォーラム」での懇親会はその意味でも意義のあるものであったと考えています。日本計量振興協会の佐藤専務理事の挨拶の後、松本NMIJ副部門長の乾杯ではじまりました。実は当日の講演会参加者が300名を超えた時、何名位の方が懇親会に参加されるかが料理、飲み物を用意する上で悩みの種でした。
お蔭様で懇親会も数多くの方が出席して下さり、恒例のドアプライズではおおいに盛り上がりました。
写真5.早川会長から講演者へ記念品の贈呈
6. 最後に
NMIJ側の担当者と日本NCSLIの幹事とが連携し、なんとか第1回目の合同講演会を開催することができました。会場の空調、音声等々多くの問題点もありましたが、初めての会場でノウハウの持ち合わせがなく、ぶっつけ本番であったため、参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
「計測標準フォーラム」第2回NMIJ-日本NCSLI合同講演会は今年の11月5日(金)に昨年同様、大田区産業プラザで使用会場を一部変更し、規模を拡大して開催する予定でいます。
今回の反省点を改善し、多くの皆様に計測標準技術に関する有益な最新情報を提供すべく準備を進めています。計測標準技術者、研究者、関係者の祭典として「計測標準フォーラム」が発展することを願っています。

写真6.展示会場の様子
(記)尾出 順/東京都立産業技術研究所



 展示出展社

計測器展示
1. メットキャル(株)
2. (株)日本熱電機製作所
3. MTAジャパン(株)
4. 横河電機(株)
5. アルファ・エレクトロニクス(株)
6. キーテクノ(株)、サンジェム(株)
7. (株)フルーク
8. 山里産業(株)
9. (株)東陽テクニカ
10. 産業技術総合研究所
11. 林電工(株)
カタログ展示
12. 製品評価技術基盤機構
13. (株)理学電機サービス
14. トレーサビリティ研究協会
15. 日本品質保証機構
16. ケースレーインスツルメント(株)
17. アジレント・テクノロジー(株)

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