2005年 日本NCSLI 活動報告



はじめに

2005年11月25日に開催された「計測標準フォーラム」第3回合同講演会について報告します。


計測標準フォーラム第3回合同講演会は2005年11月25日に大田区産業プラザPiOにて開催された。参加者は昨年の500 余名には及ばなかったが400名を超す人数を数え、昨年と変わらぬ賑わい振りであった。今年は日本NCSLI とNMIJ に加え(独)製品評価技術基盤機構認定センター、(社)日本計量振興協会、日本電気計器検定所、(社)日本計量機器工業連合会、(財)日本品質保証機構の他13団体を加えた合計20団体が運営企画に加わった計量標準の大きなイベントとなった。
写真1.受付の様子(ベテランのサポートスタッフが応対)

講演は三つの会場に分かれ、10のセッション26のプログラムで、現在話題となっているテーマや新しい技術についてなどが取り上げられた。3会場が並行するためプログラムの順番に配慮したが、一部満員となり会場に入りきれなかったテーマもあり、運営の難しさを感じさせられる面もあった。300名収容のA会場では会場毎のセッションに分かれる前に総合セッションとして基調講演、その後会場毎となりA会場では[認定]セッション、[電磁波計測]セッション、[先端技術]セッション、200名収容のB会場では[計測器管理の新しい動向]セッション、[新しい校正システム]セッション、[電力計校正の現状]セッション、[記念講演]セッション、及び100名収容のC会場では[法定計量]セッション、[ユーザー・トレーサビリティ活用]セッション、[国際]セッションと分かれて、講演が行なわれた。フォーラム当日は昨年同様の良い天気に恵まれ、早朝より参集した運営スタッフにより準備が進められた。合同開催も3回目となり、会場設営、受付準備など以前に比べると手際よく行なわれ、多少余裕を持って受付開始時間を迎えることができた。


フォーラム開始の10時には、総合セッションA会場はほぼ一杯となり、まずは経済産業省産業技術環境局知的基盤課長の吉田雅彦氏より挨拶をいただいた。引続き基調講演として日産自動車株式会社VPの村田恵一氏より「自動車産業における計量計測」と題し、計量計測についてのご自身の経験と自動車製造業においての計量計測の課題とそれらについての取り組みについて講演が行われた。その後3会場に分かれてそれぞれのセッションで講演が開始された。
写真2.日産自動車VP村田 恵一氏の基調講演

全体的には現在話題となってのJCSS制度、ISO/IEC17025改正、e-traceがテーマのA会場[認定]セッションと、多くの方が関心を持つトレーサビリティの経済効果、不確かさセミナーについてのC会場[ユーザ・トレーサビリティ活用]セッションが聴講者を集めていた。(C会場は他の会場に比べ定員100 名と狭いため満席状態で会場に入れない方がいた。)日本NCSLI はB会場で校正・計測管理を取り上げた3セッション8テーマの講演と日本NCSLIを立ち上げた横井克己氏の記念講演を行なった。どのテーマも平均的に聴講者を集め、また横井氏の話しは感慨深いもので講演時間内では語りきれない思いが伝わった。

写真3.B会場 日本NCSLI講演の様子

写真4.日本NCSLI顧問 横井 克己氏 記念講演を終えて

今回もB会場横のホールにて展示会を開催した。製品およびカタログ展示で19の企業、団体からの出展があり、ランチタイムや午後の休憩時間には多くの方が訪れた。展示会場内ではドリンクサービスもありこちらも好評だった。
講演終了の後17時40分より1階大展示場で出展会社の協力による懇親会が行なわれた。計測標準に携わる様々な立場の方が一同に会す場で毎回多くの方が参加される。
写真5.日本NCSLI 幹事スタッフ及び2005講演者

今回も200名以上の参加があり、多くの価値ある交流が持たれた。また恒例のドアプライズも行なわれ盛り上がった。 19時前にお開きとなり長い1日が無事終了した。今回の合同フォーラム参加者数は約420名、計量・計測標準に携わる、または関心を持たれる多くの方々の発表・交流、情報交換の場へ次回も大勢の参加を望む。

(記) 東郷 孝志 / オリックス・レンテック

写真6.講演終了後の懇親会の様子

 展示出展社

計測器展示
1. キーテクノ(株)
2. 神栄(株)
3. 横河電機(株)
4. (株)フルーク
5. ローデ・シュワルツ・ジャパン(株)
6. アルファ・エレクトロニクス(株)
7. (株)日本熱電機製作所
8. 山里産業(株)
9. (株)大手技研
10. アイカンタム(株)
カタログ展示
11. アジレント・テクノロジーインターナショナル(株)
12. オリックス・レンテック(株)
13. 日本電気計器検定所
14. 日本計量機器工業連合会
15. 日本計量振興協会
16. 製品評価技術基盤機構
17. トレーサビリティ研究協会
18. 電子情報技術産業協会
19. 日本品質保証機構

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